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ドイツの生徒数が減少

 

 1990年代の出生率低下は今もなおドイツの学校の生徒数に影響を及ぼしている。連邦統計局によると、2005/2006年度の生徒数は950万人で、2004/2005年度よりも118900人少ない(1,2%減)。但し、小学校(1~4年生)の生徒数は約320万人で、1年前よりも27400人多かった。この増加は、6歳以下でも小学校に入学できる新しい規定が導入されたことに起因している。ギムナジウム(高等学校)の生徒数も27900人ほど増加した(1,2%増)。

 それに対して、ハウプトシューレ(基幹学校)の生徒数は60500人ほど減少した(5,6%減)。レアールシューレ(実科学校)の生徒数も17700人減少した(2,1%減)。

 特に旧東独で人口の減少が生徒数の動向に反映している。メクレンブルク・フォアポメルン州では、生徒数が前年よりも7,3%減少しており、過去10年間で約30万人から157000人に半減した。

 2005/2006年度生徒数を州別で見ると、メクレンブルク・フォアポメルン州が7,3%減、ザクセン・アンハルト州が6,8%減、チューリンゲン州が6,2%減、ザクセン州が6,1%減、ブランデンブルク州が4,2%減、ベルリン都市州が2,6%減、ザールランド州が1,9%減、ブレーメン都市州が1,0%減であった。ハンブルク都市州だけが0,3%増加した。

2006年3月8日)

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