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W杯期間中、ビアガーデン営業は夜中の1時まで

    バイエルン州政府は、サッカーワールドカップ期間中、ビアガーデンやオープンカフェの営業を夜中の1時まで許可することを閣議決定した。この規定は2006年6月8日から7月13日まで有効とする。W杯期間中は大型スクリーンでの実況中継も可能になる。

 現在、少なくとも10州がW杯期間中の閉店規定緩和を計画している。ノルドライン・ヴェストファーレン、バーデン・ヴュルテンベルク、ニーダーザクセン、ヘッセン、シュレースヴィヒ・ホルシュタイン、ザクセン・アンハルト、テューリンゲン、メクレンブルク・フォアポメルン、ハンブルク、ベルリンの10州は月曜日から土曜日までの24時間営業を許可する方針である(メクレンブルク・フォアポメルン州は土曜日は22時まで)。(2006年1月16日のニュースを参照)

 バイエルン州とブランデンブルク州も柔軟な閉店規定を計画しており、バイエルン州は閉店規定緩和の内容を地方自治体に任せる意向である。ザクセン州は閉店規定を完全に地方自治体に任せる。それに対して、ザールランド州は閉店規定を緩和しない。ブレーメンとラインランド・プファルツ州はまだ検討中である。

 これまでのところ、メクレンブルク・フォアポメルン州が唯一の州として、日曜祭日も閉店規定を緩和させ、12時から19時までの営業を認める計画である。

 州ごとに異なる閉店法は、連邦制改革が計画通りに実施されて初めて可能になる。連邦議会で審議中の連邦制改革法案が成立すれば、2007年に発効する見通しである。連邦制改革法案によると、閉店法の立法権は州に移転される。

2006年3月20日)

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