ドイツのニュース

払い戻されなかったデポジットは14億ユーロ!

 

 現在の飲料水用使い捨て容器デポジット制度は今年 4月末で効力を失うが、消費者団体の推定によると、ドイツ市民が使い捨て容器を返却しなかったために払い戻されなかったデポジットの金額は約14億ユーロに上るという。

 消費者団体のスポークスマンは、デポジット方式の使い捨て容器(缶やペットボトル)の10%~25%は返却されずにゴミ箱に捨てられたか、忘れられたままになっていると語った。リサイクル会社もこの消費者団体の推定を認めている。

 消費者団体は、「本来、このお金は販売店ではなく、消費者に属する」という見解である。購入した店に使い捨て容器を返却しなければ、デポジットを払い戻してもらえなかった従来のデポジット制度は複雑すぎたのだという。

 今年5月1日に新しいデポジット制度が導入される。それによると、消費者は同じ種類(プラスチック、ガラス、金属)の使い捨て容器の飲用水を 販売している店であれば、どこの店にも使い捨て容器を返却できるようになる。

2006年4月25日)

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