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4月の失業者数、479万人に減少

    連邦雇用庁が4月27日(木)に発表したところによると、4月の失業者数は3月より187000人減少して479万人になった。失業率は0,5ポイント低下して11,5%。季節調整済み失業者数は4万人ほど減少した。

 旧西独の失業者数は320万人、旧東独は159万人。失業手当 II 受給者数は前年同月比10,3%増の5202000人、55歳以上の失業者数は0,6%減の593000人、25歳以下の失業者数は12,7%減の555000人。求人は26,0%増の546000人。就業者数は0,1%減の38396000人。

 職業訓練市場の状況は依然として厳しい。4月は登録された職業訓練職場数が前年よりも2%減少して346000件になった。募集者が求人を215000人ほど上回っている(4万人増)。

 連邦雇用庁によると、4月の失業者減少は主として、長い冬ゆえに遅れた春の回復(通常は3月)に起因している。景気回復が弾みをつけてきており、5月と6月も季節調整済み失業者数が減少すると予想している。社会保険加入義務のある職場数も再び増加すれば、今年の夏には雇用市場の転機が期待できるという。企業の今年の雇用予測も改善しており、景気の回復が徐々に雇用創出を牽引しつつあると見ている。

  連邦統計局によると、3月の就業者数は3840万人に7万人ほど減少した。社会保険加入義務のある就業者の減少が鈍化してきたものの、まだ歯止めは掛かっていない。そこで、ミュンテフェリング社会・労働相は企業に雇用創出を呼びかけている。

2006年5月15日)

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