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第二回エリート大学コンテスト: 8大学が候補に選ばれる

  ドイツ研究共同体(DFG)と学術審議会は1月12日(金)、第二回エリート大学コンテストの最終選考に残った8大学を発表した。8大学は、アーヘン工科大学(ノルドライン・ヴェストファーレン州NRW)、ボッフム大学(NRW)、フライブルク大学(バーデン・ヴュルテンベルク州BW)、ハイデルベルク大学(BW)、コンスタンツ大学(BW)、ゲッティンゲン大学(ニーダーザクセン州)、ベルリン自由大学(ベルリン都市州B)、フンボルト大学(B)である。

 第一回コンテストで2つのエリート大学を出したバイエルン州の大学は選考から外れた。旧東独の州の大学は今回も最終選考に残れなかった。前回同様、全部で27の大学がエリート大学部門のコンテストに参加した。

 一方、研究後継者養成部門(Graduiertenschulen)では44の大学が、エクセレンス・クラスター部門(Exzellenzcluster)では40の大学が最終審査に残った。第二回エリート大学コンテストで選ばれた大学、プロジェクトには全部で10億ユーロの補助金(期間は2012年まで)が支給される。

 第一回エリート大学コンテストでは、ミュンヘン大学(ルードヴィヒ・マクシミリアンス大学)、ミュンヘン工科大学、カールスルーエ工科大学がエリート大学に選ばれた。第一回コンテストで選抜された大学及びプロジェクトには全部で9億ユーロの補助金が支給される。(20061016日のニュースを参照)

 第一回エリート大学コンテストでは南ドイツの圧倒的優位が顕著になり、州の文部相が審査委員会を激しく批判する一幕があったが、第二回コンテストでは北ドイツや東ドイツの大学も健闘している。最終結果は今年1019日に発表される。

2007年1月29日)

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