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タバコ税収入、減少/連邦議会は禁煙にしない

    連邦統計局の発表によると、2006年のタバコ税収入は前年比3,6%減(8億5900万ユーロ減)の230億ユーロだった。特に細きざみが31,7%減と、大幅に減少した。これは、スティックスにも紙巻用タバコと同じ高い税率が適用されるようになったことに起因している。紙巻用タバコに対する税率が引き上げられたことから、葉巻とツィガリロ(小型の細い葉巻)の販売量が37,7%上昇した。

 一方、連邦議会の長老協議会(議院運営委員会)は全党の喫煙者の反対を受けて、連邦議会内での全面禁煙を当分の間実施しないことを決定した。連邦政府が全面禁煙に関する規定を決定するまで様子を見るという。緑の党のホェーン氏は、「自ら模範を示すどころか、非喫煙者保護の実施を引き延ばし、いい加減な妥協をしている」と連邦議会を厳しく批判した。

2007年1月29日)

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