ドイツのニュース 全国文相会議、全国統一した教育水準の導入を決定
シャヴァン連邦教育相は全国高校卒業試験の導入を提唱しているが、全国文相会議は
全国文相会議は 教育課程(カリキュラム)が「いつ、どのテーマを授業で学ぶか」を規定しているのに対して、教育水準は生徒が卒業時に習得していなければならない標準を定義する。
この全国統一した教育水準は、教授法学者/教師/文部省官吏が作成し、全国文相会議が決定する。 IQBが開発したテストを全国的に実施することにより、生徒が教育水準を達成しているか否かが明らかになる。テスト問題の開発には多数の研究者、特にOECDのPISAチームの研究者が参加する。 全国文相会議は統一した全国高校卒業試験の導入には反対しているが、教育水準統一化システムをさらに進めて、高等学校卒業試験の問題を中央にプールし、各州がそこから試験問題を作成することも考えられる。但し、採点が統一されないため、公正な評価は難しいと見られている。 現在、ほとんどの州が州内統一した高等学校卒業試験を実施しているが、ラインランド・プファルツ州だけは依然として学校ごとの卒業試験を固持している。 (2007年10月29日) |