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父母手当導入の効果が表れる

 世論調査結果によると、子供を望む男女が増えている。実際、今年は出生数も僅かに増加している。フォン・デア・ライエン連邦家族相は、今年1月1日に導入した父母手当の効果が表れている証拠として、父母手当導入をポジティブに評価した。経済的支援が若い父親の育児参加を促しているという。

 今年1月1日から9月末までに生まれた子供の親の92%が父母手当を申請した。昨年までの連邦育児手当の申請率は77%だった。父母手当を申請した386000人の内、52%の受給額は月額301999ユーロで、1000ユーロ以上は15%だった。33%は最低額の300ユーロを受給している。

 父親の申請率は9,6%で、予想を上回った。その結果、今年の予算を1億3000万ユーロほど超過した。しかし、連邦家族省は父親の申請率を約27%と見積もっているので、来年からの予算に問題はないとしている。申請した父親の3分の2は2ヶ月間の育児休業をした。大半の母親は12ヶ月間育児休業している。

 受給者の半分は30歳以下で、受給額は月額301999ユーロだった。フォン・デア・ライエン連邦家族相は、社会の中に効果が表れてきた父母手当の次の段階の保育施設拡充を敏速に進めて、若い父母の信頼に応えなければならないと語った。そうして初めて、出生数の増加傾向を安定させることができるとしている。

2007年12月30日)

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