オバサンの独り言
地球温暖化が タバコが喫煙者だけでなく、間接喫煙者にも有害であることは医学的に実証済みである。タバコが原因で死亡する人が年々増えている 状況を鑑み、愛煙家の多いフランスやイタリアでも全面禁煙が法制化された。 リベラルを自負するドイツは法律による強制ではなく、任意の自主規制を優先してきた。しかし、自主規制が全く機能していないため、法制化に踏み切らざるを得なくなった。ドイツで自主規制がうまくいったことがあるだろうか。ドイツ人には法律が必要なのである。但し、法律があってもコントロールが徹底せず、コントロールされれば文句を言うのがドイツ人であるが・・・。
過去の発言を
予想通り、 タバコが喫煙者だけに有害ならば、アルコールや麻薬のように、本人の問題として片付けられるかもしれないが、間接喫煙も有害であるところにタバコの問題性がある。喫煙者には、自分の健康だけでなく、「密封された喫煙室」で働く従業員の健康も害していることを認識してほしいと思う。個人住居での喫煙は自由であるが、喫煙者は家族の健康も害していることを自覚して、喫煙しない人がいる部屋では吸わないといった配慮を望みたい。 タバコやパイプには、労働者階級、反体制派のインテリ、女性解放運動、反抗期の若者というように、その時代時代の象徴的な意味合いがあった。「自由」のシンボルとして「クール」だったのである。しかし、今では「タバコは百害あって一利なし」であることが科学的に実証されているのだから、まずは非喫煙者を保護し、喫煙者も禁煙の方向へ導く「人道的政策」が必要だと思う。 そのためには、禁煙の法制化と並行して、タバコの有害性を認識させる啓蒙活動が不可欠である。特に学校で徹底した啓蒙活動をしなければならない。「鉄は熱いうちに打て」という。子供の啓蒙が最も効果的である。 (2007年3月28日)
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