ドイツのニュース 連立与党、最低賃金と介護保険で合意
連立与党は6月
長い議論の末、CDU/CSUとSPDの首脳部は、全産業に適用される法定最低賃金は導入しないが、賃金ダンピングを防止するために、被雇用者派遣法が適用される業界を増やし、政令によりその業界に最低賃金を義務付けるほか、
また、連立与党は介護保険改革でも合意した。認知症患者に対する新しい給付サービスを増やし、在宅介護給付を改善する一方で、
連立与党が介護保険準備金の拡充で合意できなかったことから、さらなる改革なしには、遅くとも CDU/CSUはSPDとの論争の的になっていた2つの政策で合意できたことに満足を表明しているが、SPDはCDU/CSUに押し切られた妥協案に大きな不満を示している。ミュンテフェリング連邦労働・社会相(SPD)は、今後も法定最低賃金の導入を目指すことを明らかにした。 (2007年7月9日) |