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ドイツ人の年金受給開始年齢が高くなる

 

 ドイツ人の年金受給開始年齢が10年前よりも高くなっている。ドイツ年金保険連盟の発表によると、現在、年金受給開始年齢は平均で男性が63,3歳、女性が63,2歳である。1997年よりも男性で1,2年、女性で0,8年遅い。

 ドイツ年金保険連盟によると、この傾向は、実際の年金受給開始年齢を法定年金支給開始年齢(65歳)に近づけることを目的とした1997年の年金改革に起因しているという。法定年金支給開始年齢よりも前に退職すると、年金を満額受給できず、満たない年数分を差し引かれる。被保険者はこの差し引きを避けるために、退職を遅らせているのだという。同連盟は改革の効果が表れた証拠と見ている。

2007年7月9日)

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