ドイツのニュース
6歳未満児の一日保育サービスが十分に普及していない
連邦統計局の発表によると、2006年は一日保育サービスを受けている
6歳未満の幼児が63万1880人で、全体の14,5%だった。ここでは、幼児が一日当たり
7時間以上を保育施設ないし保育ママの下で過ごす場合を一日保育サービスと定義している。
3歳未満児では、13万7000人が一日保育サービスを受けている。これは全体の約6,5%に相当する。現在、旧東独では3歳未満児の25,3%が一日保育サービスを受けているのに対して、旧西独では2,6%に過ぎない。最も少ないのはニーダーザクセン州で1,4%、最も多いのはチューリンゲン州で31%。
3歳以上6歳未満の幼児では、一日保育サービスを受けている幼児は全国で49万5000人で、全体の22%である。旧西独では15%、旧東独では58%弱と、大きな差が見られる。チューリンゲン州は84%、バーデン・ヴュルテンベルク州は6,9%。
連立与党は、2013年までに75万人の3歳未満児が保育施設ないし保育ママの下で保育サービスを受けられるようにするために、40億ユーロを投資して、保育サービスを整備する計画である。その内の約3分の1は保育ママによる保育の予定。保育施設よりも保育ママの方がコストが安い。与党が計画している保育サービスが一日か半日かは明らかにされていない。
仕事と家庭の両立のための職場環境を実現する措置をとっている企業に対して連邦家族相が付与する「仕事と家庭」監査証明書を取得する企業、団体が500企業に増えている。
(2007年7月23日)
戻る |