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12月の失業者数、僅かに増加

    2007年の失業者減少幅は戦後最高だった。連邦雇用庁は2008年もこのポジティブな傾向が継続すると予想している。

 連邦雇用庁が1月3日(木)に発表したところによると、12月の失業者数は11月より 2万8000人増えて 3406000人になった。この増加幅は過去 3年間(平均で10万人増)で最も少ない。12月の失業者数では15年以来の最低水準である。1年前より 602000人少なかった。失業率は変わらず 8,1%。季節調整済みでは 7万8000人の減少。

 旧西独の失業者数は 2231000人、旧東独は 1176000人。失業手当 II 受給者数は前年同月比 0,7%増の 5086000人、55歳以上の失業者数は 22,3%減の 406000人、25歳以下の失業者数は 17,9%減の 341000人。求人は 7,8%減の 546000人、就業者数は 1,6%増の 40368000人。社会保険加入義務のある就業者数は10月、2750万人に増加した。これは1年前よりも 575000人多い。

 ヴァイゼ長官によると、2007年の平均失業者数は僅かに 380万人を下回った(3778000人)。2006年よりも 711000人少ない。失業率は 9%で、2006年より 1,8ポイント低下した。2008年の平均失業者数は最高で 350万人と予測している。この楽観的予測の背景には依然として高水準の雇用需要がある。

 一方、連邦雇用庁の2008年度黒字は 66億ユーロに達した。これは、支出が計画よりも 90億ユーロ少なかったからである。その半分は失業手当 I 支出減少に起因している。積立金は約180億ユーロに増加した。この資金は20081月1日に発効した失業保険料率引き下げ(4,2%から 3,3%に引き下げ)に充てられる。

2008年1月18日)

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