ドイツのニュース

1月の Ifo企業景況感指数、予想に反して上昇

   Ifo 経済研究所が1月24日(木)に発表したところによると、金融市場の危機と陰りが見えてきた経済見通しにも関わらず、1月の Ifo企業景況感指数は予想に反して昨年12月の103,0ポイントから103,4ポイントに上昇した。

 景気の現状判断(現況指数)は108,1ポイントから107,9ポイントに僅かに低下したが、今後 6ヶ月の景気見通し(予測指数)は 9,2ポイントから 99,0ポイントに上昇した。

 ズィン所長は、「ドイツ経済が堅調であることを示している」と評価した。特に製造業が好調で、受注も稼働率もフル回転しているという。輸出見通しもポジティブで、企業は株式相場の大幅下落を冷静に受け止めている。

 それに対して、小売業の Ifo 企業景況感指数は 4ヶ月連続で悪化した。経済は好調に展開しているが、個人消費が伸び悩んでいる現れであるという。

2008年2月11日)

戻る