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連邦国防軍の兵士は太りすぎ

 

 連邦議会の国防軍担当委員ロッベ氏が発表した2007年度報告書では、「国防軍兵士のコンディションはベストの状態にない」ことが明らかになった。

 ケルンスポーツ大学と連邦国防軍医務の調査結果によると、18歳~29歳の兵士の 40%は太りすぎである。同年齢層の民間人では太りすぎは 35%だった。

 「極めて太りすぎ」は同年齢層の国防軍兵士が 8,5%、民間人が 7,1%だった。兵士の 21%はスポーツをしていない。35%は週に1~2回程度スポーツをしている。また、兵士の 52%は喫煙者である。

 通常、初年兵は一定の身体的条件を満たしていなければならず、兵役義務のある若者の 42%は兵役不適格者とされている。

 ロッベ氏は、国防軍兵士が太りすぎで、スポーツをせず、正しい食生活をしていないという調査結果を「大変憂慮すべき事態」として、国防軍はスポーツと健康管理を優先しなければならないと語った。

2008年3月19日)

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