ドイツのニュース 連邦議会、ES細胞法改正案を可決
連邦議会は4月
ES細胞法改正により、研究者は 但し、人工授精の際に残ったヒト胚からのES細胞の取得はドイツ国内では引き続き禁止される。期日以降に発生したES細胞を使って外国で研究するドイツ人の研究者に対する処罰の予告は廃止される。 連邦議会は、上記法案を採決する前に、初期段階のヒト胚から取り出したES細胞の研究を完全に禁止する法案と完全に自由化する(期日の廃止)法案を否決した。 メルケル連邦首相、シャヴァン連邦研究相、ツィプリース連邦法務相のほか、ドイツ研究共同体(DFG)、ドイツ工業連盟(BDI)、社会民主党(SPD)がES細胞法改正案の可決を歓迎したのに対して、カトリック教会は大きな懸念を示した。 シャヴァン連邦研究相は、「期日の延期はES細胞研究に伴う生命倫理のジレンマを解決することにはならないが、責任を自覚した研究のための狭い回廊は保たれる」と語った。「堤防の決壊」ではないことを強調した。 (2008年4月15日) |