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Ifo 企業景況感指数、3月も上昇

   ドイツ企業はユーロ高や原料価格急騰、世界的な金融危機にもかかわらず、安定した成長を示している。Ifo 経済研究所が 3月26日(水)に発表したところによると、3月の Ifo企業景況感指数は予想に反して 2月の 104,1ポイントから 104,8ポイントに上昇した。3ヶ月連続の上昇である。

 景気の現状判断(現況指数)は 110,3ポイントから 111,5ポイントに、今後 6ヶ月の景気見通し(予測指数)は 98,2ポイントから 98,4ポイントに上昇した。

 小売業を例外として、すべての経済部門で景況感指数が改善した。製造業の現状判断は 2月よりも著しくポジティブである。景気見通しには僅かに陰りが見えるが、ユーロ高にもかかわらず、輸出見通しは前月よりも楽観的である。企業は雇用増加も計画している。

 ズィン所長は、「この数字はドイツの景気が年頭に推進力を得たことを示している」と語った。経済専門家と経済界は、「ドイツ経済は今年も頑健に成長する」と予想している。

2008年4月15日)

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