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ドイツ人の保健費用は年間2970ユーロ

   連邦統計局の発表によると、ドイツ人の2006年度保健総支出(医療、介護)は前年比2,4%増の2450億ユーロだった。一人当たり支出は平均で2006年が年間2970ユーロ、2005年が約2900ユーロ。
  国内総生産に占める保健費用の割合は
10,7%から10,6%に僅かに低下した。国際比較では、フランスが11,1%、スイスが11,6%、米国が15,3%で、ドイツを上回った。これらの国々では保健費用の割合が継続的に上昇しているが、ドイツは2002年以降停滞している。
  保健総支出の中で最も大きな割合を占めるのは法定疾病保険(
57%)で、前年比2,9%増の1398億ユーロだった。個人世帯の保健支出(13,6%)は前年比3,4%増の333億ユーロ、民間疾病保険(9,2%)は225億ユーロ。
  総支出の約半分は外来医療で、前年比2,8%増の1186億ユーロだった。その内訳は、診療所が364億ユーロ、薬局が347億ユーロ、歯医者が158億ユーロ。一部及び完全施設医療は2,9%増の901億ユーロで、病院が639億ユーロ、介護施設が188億ユーロ、リハビリ施設が74億ユーロ。
  総支出の内、医者の報酬(
3,2%増)が27%、医薬品(396億ユーロ)/補助手段(109億ユーロ)/ラボ費用(2%増)が同じく27%を占めた。予防・健康管理(93億ユーロ)の支出が大きく増加した。

2008年5月20日)

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