ドイツのニュース
サービスの悪い企業は旧国営企業
アレンスバッハ世論調査研究所が国民のサービス満足度を調査したところ、特にサービスの悪い企業ランキングの上位を占めたのは旧国営企業だった。
サービスの悪い企業の1位はドイツテレコムで、市民の58%が「特にサービスが悪い」と回答した。これは2002年よりも11ポイント高い。2位がドイツ鉄道で53%(6ポイント増)、3位がドイツポストで40%(1ポイント減)だった。
次に、市町村行政機関(5ポイント減の35%)、病院(2ポイント増の30%)、銀行(3ポイント減の28%)、ガソリンスタンド(7ポイント減の27%)、手工業者(8ポイント減の24%)、食品小売店(4ポイント減の24%)、自動車修理工場(2ポイント減の22%)、衣料品小売店(2ポイント減の20%)、自動車販売店(3ポイント増の20%)、タクシー(3ポイント減の12%)、レストラン(10ポイント減の9%)が続く。
市民が最も満足しているのは美容院で、「サービスが悪い」と回答した人は3%だけだった(2ポイント減)。次に、本屋(1ポイント減の4%)、薬局(1ポイント減の5%)、ホテル(4ポイント減の5%)、パン屋(4ポイント減の6%)、肉屋(1ポイント減の7%)、旅行会社(2ポイント減の8%)が続く。
サービス満足度が最も改善したのはホテル、パン屋、レストラン、タクシー、手工業者で、サービス満足度が著しく悪化したのは自動車販売店とガソリンスタンドだった。
アレンスバッハ世論調査研究所の専門家は、「ドイツ企業のサービス精神は向上している」と評価している。「サービス指数」は2002年~2008年に231ポイント上昇して735ポイントになった。
(2008年5月20日)
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