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出生数増加、人口減少

  1997年以来初めて、2007年は出生数が再び上昇した。連邦統計局の発表によると、2007年に生まれた子供は684865人で、2006年より 1万2141人多かった(1,8%増)。しかし、2005年(685795人)より 930人少ない。

   ドイツでは、1990年(905675人)以降、出生数が減少している。1996年と1997年だけは一時的に増加した。2007年の出生数増加の理由としては、2007年1月1日の父母手当導入が挙げられる。

   2007年は出生数が増加したが、人口は減少した。2007年の人口は82217837人で、2006年より 9万7069人少ない。12年前に人口が8200万人の大台を超え、2002年に過去最高の82536680人になったが、それ以降は減少の一途を辿っている。

   2007年の死亡数は2006年の821627人から827162人に増加した。死亡数から出生数を引いた自然減は142297人で、減少幅は2006年より多少少ない。ドイツへの移住者は約4万4000人。

   旧西独の人口がほぼ安定しているのに対して、旧東独の人口は106917人減少した。人口が増加している州はバイエルン州、ベルリン都市州、ハンブルク都市州、バーデン・ヴュルテンベルク州、シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州 。

   1990年初頭から戸籍役場での婚姻締結件数が減少しているが、2007年も減少した。2007年の婚姻件数は368929組で、2006年より4752組少なかった。1999年、2002年、2004年に例外的に婚姻件数が増加したが、全体的に1950年(75452組)に比べてほぼ半減している。

2008年7月15日)

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