ドイツのニュース

バイエルン州の完全禁煙は合憲

   

    連邦憲法裁判所は812日(火)、バイエルン州の完全禁煙を合憲とする判決を下し、喫煙者と飲み屋経営者の訴えを退けた。同州の非喫煙者保護法には例外規定がないので合憲であるとしている。

   また、同州で広まっている喫煙者クラブを合法とする見解を明らかにした。いかなる飲食店も喫煙者クラブを設けることができるので、喫煙者クラブは職業の自由を侵害しない。但し、喫煙者クラブは固定会員制でなければならず、浮動客の入店を拒否し、飲食店入り口での入会をしてはならないという条件を満たさなければならないとしている。

   連邦憲法裁判所はすでに730日の判決で、健康上の理由から例外規定のない完全禁煙は認められるとする見解を示していた。現在、完全禁煙を法制化しているのはバイエルン州だけである。

2008年8月25日)

戻る