ドイツのニュース

移民世帯が全体の4分の1

   

    連邦統計局の移民世帯統計は、ドイツが移民受け入れ国であることを示している。2007年は未成年の子供のいる家庭が全部で約860万世帯であったが、その4分の1(27%)では少なくとも片親が外国籍所有者、あるいは帰化してドイツ国籍を取得した者、あるいは「帰化と同様の措置」により(例えばドイツ系ロシア人)ドイツ国籍を取得した者である。

   この統計における移民世帯には、両親がドイツでドイツ人として生まれた世帯は含まれない。

   移民世帯は移民でない世帯よりも子供が多いが、教育水準は低い。旧西独における移民世帯の割合は旧東独の2倍以上である。

   2007年は移民世帯が約230万世帯で、未成年の子供は約400万人だった。両親がドイツでドイツ人として生まれた世帯は約620万世帯で、未成年の子供は約980万人。

   移民世帯の16%は2007年に3人以上の未成年の子供を養育している。この割合は両親がドイツ人の世帯では9%。

   移民世帯には伝統を重んじる傾向が見られる。少なくとも片親が外国人の世帯230万世帯の内の82%は婚姻している。移民でない世帯では71%。子供のいる移民世帯の24%は高い教育水準にある(大卒、マイスター)。移民でない世帯では36%だった。

2008年8月25日)

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