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政府、高校卒業資格のない就業者の大学進学を支援

   

    シャヴァン連邦教育相は、高校卒業資格(Abitur)のない就業者の大学進学を支援する奨学金を2009年末までに1500人に支給すると発表した。当初は1000人を予定していた。

   専門者不足の問題が論議される中、同相は専門労働者も大学に進学できる制度を提唱してきた。すでに一次選考には職業に就いている約3000人が応募しており、需要が多いことから奨学生枠を500人増やしたという。

   これまでに選考された奨学生約500人のうち3分の2は一般高校卒業資格を持っていない。奨学生の40%弱は理数系(数学、情報科学、自然科学、技術)を希望している。

   大学進学のために仕事を辞める奨学生は最高で月額650ユーロ+本代/育児給付金を支給される。仕事を継続する奨学生は年間1700ユーロを受給する。

2009年1月15日)

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