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移民同化コースの経費は増えるが、成果は芳しくない

   

    連邦政府は移民同化促進のためのドイツ語コースに前年を上回る資金を投入しているが、その成果は芳しくないことが明らかになった。

   今年上半期のドイツ語コースへの支出は約 11400万ユーロで、前年同期の6890万ユーロを大幅に上回った。今年は 1億7400万ユーロの予算を大きく上回る見通しである。

   それに対して、ドイツ語コース修了試験の合格率は57,3%で、昨年同期の62,8%を下回った。

   この移民のためのドイツ語コースは政府の移民同化政策の中核を成しており、2005年のスタート以来、54万人以上の移住者が参加している。

   連邦内務省によると、ドイツ語コースへの支出の増加はサービスの拡張に起因しているという。2007年末からドイツ語コースを繰り返す人や文盲の人のためのコースも設けており、ベビーシッターの必要な人のためのサービスも提供している。

   また、ドイツ語コース修了試験への参加者が増えていることが合格率の低下につながっているという。

   左派新党は、移民同化コースの教師の低賃金を批判している。左派新党と労働組合は、平均で 1時間当たり17,86ユーロの賃金に対して、最低賃金25ユーロを要求しているが、連邦内務省はこれを拒否している。

2009年12月18日)

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