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2008年の賃金は2,3%上昇

   

    連邦統計局の発表によると、ドイツの被雇用者の名目上賃金・給与は2008年に2,3%上昇した。労働協約賃金・給与は2,8%増。平均所得(名目上)は27754ユーロだった。2008年の年平均インフレ率は2,6%。

   被雇用者の平均賃金と労働協約賃金の上昇率の格差は、超過勤務時間の大幅削減と操業短縮の増加に起因しているという。

   一方、2008年第4四半期では、製造業とサービス業の賃金(月額)が前年同期比2,5%増の3127ユーロだった。インフレ率は1,7%。

   東西格差が依然として大きく、フルタイム勤務者の平均賃金は旧西独が3246ユーロ、旧東独が2366ユーロ。クリスマス手当などの特別手当を加算すると、第4四半期の名目上平均賃金(月額)は2,6%増の3744ユーロだった。

   特別手当が最も多かったのはエネルギー・水供給業で、特別手当(1236ユーロ)を含む平均賃金は5,4%増の5224ユーロと、業界別で最も多かった。

   次に多かったのは、金融危機にもかかわらず金融及び保険業で、特別手当を含む平均賃金は5152ユーロ(2,9%増)。賃金が最も低かったのは飲食・旅館業で、休暇手当及びクリスマス手当込みで2098ユーロ(1,1%増)だった。

2009年4月21日)

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