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物価上昇率、4月も低水準

   

    連邦統計局の発表によると、4月の消費者物価は前年同月比0,7%増と、依然として低水準が続いている。3月は0,5%だった。

   今年は復活祭が4月だったため、パッケージ旅行や航空券、宿泊料などが1年前より著しく高くなったが、石油製品は20%弱安かった。

   全体では、消費者のエネルギー支出は5,2%少なかった。石油価格とは対照的に、ガス、電気、地域暖房料金は値上がりした。エネルギー価格を考慮しないと、4月の消費者物価上層率は1,4%である。

   石油製品のほかに、食品も0,6%ほど安くなった。大幅に安くなったのは乳製品で、凝乳は1年前よりも約25%安、全乳は18%安。

   また、卸売販売価格が引き続き低下の一途を辿っており、4月は前年を8,1%下回った。これは1987年1月以来の最低水準である。石油製品、鉱石、金属、穀物が前年に比べて著しく安くなった。

2009年5月26日)

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