ドイツのニュース

連邦議会、児童ポルノサイトブロッキングに関する法案を可決

   

    連邦議会は618日(木)、児童ポルノサイトへの接続を遮断するブロッキング制度を導入する法案を可決した。賛成389票、反対128票、棄権18票だった。同法はこの会期中に発効する。(2009年4月21日のニュースを参照)

   法案によると、ネット事業者は「ストップ」表示で児童ポルノサイトへの接続を遮断することを義務付けられる。連邦刑事庁は毎日更新した児童ポルノサイトのリストをプロバイダーに伝達する。

   連邦データ保護専門委員の下に、独立したコントロール委員会(委員 5名)が設けられ、児童ポルノサイトリストを監視する。錯誤の場合には連邦政府が責任を負う。

   「ストップ」表示上で遮断の理由と児童ポルノの禁止、処罰をインターネット利用者に指摘する。プロバイダーの違反行為に対する過料は 6ヶ月の移行期間後から科される。

   「ストップ」表示のサイトをクリックしたユーザーのデータは保存されず、刑事訴追に使われない。従って、偶然にそのサイトをクリックしたユーザーが嫌疑を受けることはない。

   このブロッキング制度は 3年後に再考される。

2009年6月23日)

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