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ドイツの社会保障費、過去最高

   

    連邦政府の社会保障報告書によると、ドイツの社会保障支出(雇用、年金、疾病、介護の給付)は2008年に過去最高の7210億ユーロに達した。経済危機が社会保障費の増加を加速しており、2009年はさらに7540億ユーロに上昇すると予測されている。

   国民総生産に占める社会保障費の割合は過去最高だった2003年の32,3%に近づいている。2009年の社会保障負担率は2008年の29%から31,9%に上昇する見通しで、2010年はさらに過去最高の32,4%に達すると予想されている。

   社会保障費増加の主因としては、失業保険と社会扶助(ハルツIV)における支出増が挙げられる。年金保険、疾病保険、介護保険における給付改善も要因となっているという。

2009年7月21日)

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