ドイツのニュース

バイエルン州、非喫煙者保護法を改正

   

    バイエルン州議会は2009年7月15日(水)、完全禁煙を緩和するバイエルン州非喫煙者保護法改正を可決した。与党の議員3人と野党は法律改正に反対票を投じた。さらに与党の議員3人は棄権した。(2008年8月25日のニュースを参照)

   バイエルン州の非喫煙者保護法は全国で最も厳しい、例外なしの完全禁煙法であったが、今年8月1日から緩和される。

   新規定によると、飲食店の「密閉された部屋」における喫煙が認められる。但し、少年保護を厳守しなければならない。18歳未満の未成年者は、親が同伴していても喫煙者用の「密閉された部屋」に入ることができない。

   店の面積が75㎡以下で、一室だけの飲み屋は「喫煙飲み屋」にするか否かを選択できる。但し、喫煙飲み屋には18歳未満の未成年者は入れない。喫煙飲み屋は入口に「喫煙飲み屋」と表示しなければならない。

   仮設ビアホールでは喫煙が認められる。仮設ビアホールには18歳未満の未成年者も入ることができる。

   ディスコでも「密閉された部屋」における喫煙が認められる。但し、この「密閉された部屋」では踊ることができない。

   喫煙者クラブは認められない。

   ゾェーダー環境相は、「今後も非喫煙者保護が優先されるが、喫煙者クラブを作って法律の裏をかく居酒屋が多かったため、法律改正が不可欠になった」と語った。完全禁煙規定は実行可能ではなかったという。

2009年7月21日)

戻る