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ドイツの景況感が明るくなってきた

   

    ドイツ経済の景況感が明るくなってきた。8月の Ifo企業景況感指数は 7月の 87,4ポイントから 90,5ポイントに大きく上昇した。5か月連続の上昇で、200810月の水準に戻った。アナリストは 88,9ポイントを予想していた。

   景気の現状判断(現況指数)は 84,4ポイントから 86,1ポイントに、今後 6ヶ月の景気見通し(予測指数)は 90,4ポイントから 95,0ポイントに上昇した。

   Ifo経済研究所のズィン所長は、「ドイツ経済はゆっくりと回復している」と語った。しかし、この回復が持続的であるとは言えず、今秋と来年には失業率が上昇すると予測している。多くの企業が人員削減を計画しているという。

   アナリストは今年下半期に経済成長を見込んでおり、戦後最悪のリセッションは今春に終わったと楽観的に見ている。ドイツ経済は第2四半期に 0,3%成長した。消費と建設投資、貿易が景気を再び押し上げているという。しかし、中期的予測では懐疑的なアナリストも多い。

2009年8月28日)

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