ドイツのニュース

全国で家賃が最も高い都市はミュンヘン

   

    不動産専門研究コンサルティング会社 F+B2009年度家賃指数によると、ミュンヘンの家賃が最も高く、全国平均を71%も上回っている。

   平均的な環境、設備で、広さ65㎡の賃貸住居の 1㎡当たり家賃(暖房費・付帯費用を除く)は平均で前年より0,6%しか上昇しておらず、安定している。全国平均の家賃は 1㎡当たり 5,84ユーロだった。

   家賃の変動には著しい地域格差がみられる。旧東独とノルドライン・ヴェストファーレン州では上昇率が0,4%と、平均を下回り、北ドイツでは上昇率ゼロだった。それに対して、バーデン・ヴュルテンベルク州とバイエルン州では1,5%上昇と、全国平均の 2倍の上昇率だった。

   都市別家賃ランキングでは、1位がミュンヘンで 1㎡当たり 9,99ユーロ。これはベルリン(5,42ユーロ)より85%も高い。ベルリンの家賃は旧西独地区が全国平均を 7%、旧東独地区が12%下回っている。

   ヴィースバーデン(4位)、シュツットガルト(5位)、ケルン(7位)、デュッセルドルフ(14位)の家賃は全国平均を2030%上回っている。シュツットガルトは 7,42ユーロ、ケルンも約 7,40ユーロ。ハンブルク(19位)、フランクフルト、マインツは全国平均を約15%上回っており、ハンブルクは 6,79ユーロ、フランクフルトは 6,74ユーロ。

   旧東独では、エアフルトが 5,44ユーロ、ハレ、シュヴェリン、ドレスデンが約 5,30ユーロだった。

   ミュンヘンで最も高い賃貸住居は築100年前後の古い住居で、全国平均のほぼ倍の11,50ユーロ。ランキングの 2位(ゲルメリング)と 3位(ダッハウ)もミュンヘン近郊の都市である。

2009年9月22日)

戻る