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ドイツポストの郵便配達、実は遅い

   

    フランクフルター・アルゲマイネ紙(日曜版)がドイツポストの郵便配達状況を無作為抽出検査したところ、郵便物の配達にかかる日数はドイツポストが保証する日数よりも長いことが明らかになった。

   この調査では、土曜日、月曜日、火曜日にそれぞれ33通の手紙を投函して、配達にかかる日数を調べた。

   月曜日と火曜日に投函した手紙では、その86%が翌日に届いていた。しかし、土曜日に投函した手紙では、33通のうち月曜日に届いたのは 3通だけだった。99通のうち翌日に届いた手紙の割合は61%にすぎない。

   ドイツポストは、郵便物の95%が翌日(平日)に配達されることを保証している。法律では、翌日(平日)に届く手紙の割合が 1年平均で80%、2日後(平日)に届く手紙の割合が95%でなければならないと規定されている。

   ドイツポストは、「独立した機関に委託して2009年 1月から 7月まで調査した結果では、翌日(平日)に届けられた郵便物が95,4%に達していた。前年は95,1%だった。」として、新聞社の批判を退けた。

   ドイツポストは夏休み期間中(7月と8月)、節約プログラムの一環として、集配センターにおける日曜日の作業を削減していた。月曜日の配達量は 1週間の配達量の11%に過ぎないことを理由として挙げている。

2009年9月22日)

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