ドイツのニュース
ドイツ人の不安
国内16の大都市で2400人を対象に実施した「2009年度ドイツ人の不安」調査結果によると、経済危機にもかかわらず、ドイツ人の不安は大きくなっていない。 州別でみると、ブランデンブルク州の住民が最も大きな不安を感じており、バーデン・ヴュルテンベルク州、テューリンゲン州、ラインランド・プファルツ州、ザールランド州の住民が最も楽観的に将来を見ている。 全体的に、平均的な不安水準は経済危機にも関わらず不変で、44%だった。 不安の原因では、1位が「経済状況の悪化(66%)」、2位が「ドイツの高い失業率(65%)」。昨年の 1位は「生活費の上昇(76%)」で、過去10年間で 8回も 1位になっていたが、2009年は63%に13ポイントも低下した(3位)。 4位は「自然災害(56%)」、5位は「老後の要介護(54%)」、6位は「政治家への過大要求(53%)」、7位は「重病(49%)」だった。 不安にも東西格差がみられる。「自らの失業」の不安では、旧東独が58%、旧西独が46%。「生活費の上昇」は、旧東独では今年も 1位(72%)だった。 全体的に女性の方が男性よりも不安を抱いている。「自分の健康」に対する不安では、女性が56%、男性が43%。 また、バイエルン州は唯一の州として、最大の不安が経済ではなく、「自然災害(72%)」だった。
「パートナーとの関係の破局」は16%で、過去最低。 (2009年9月22日) |