ドイツのニュース

110万人の生徒が塾に通っている

   

    ベルテルスマン財団が発表した調査結果によると、ドイツでは110万人の生徒が塾に通っている。親は子供のために全部で年間約15億ユーロを塾に払っているという。

   小学校調査IGLUによると、4年生の14,8%が塾でドイツ語の補習を受けている。

   塾の普及は州ごとに異なっている。バーデン・ヴュルテンベルク州では 4年生の18,5%が塾でドイツ語を勉強しているのに対して、メクレンブルク・フォアポメルン州では8,8%に過ぎない。

   塾は学校の補習校として成長している。しかし、塾に通えるのは特に、裕福かつ教育水準の高い家庭の子供であるため、不公平な機会の格差が一層大きくなっていると同財団は警告している。

   一方、塾を必要としていない国もある。フィンランド、カナダ、オランダの生徒はほとんど塾に通っていない。

2010年3月1日)

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