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ミュンヘンの公共交通機関網はEU1

   

    ドイツ自動車クラブADACEU都市別公共交通機関網調査結果によると、ミュンヘンの公共交通機関網はEU内で最も早く、最も便利である。但し、乗車料金は高い。ミュンヘンでは、住民数に対する公共交通機関利用者数の割合がドイツで最も高いという。

   ADACは昨年12月にEU内の23都市の公共交通機関網(時間、乗換、情報、料金、インターネットサイトなど)を調査した。ドイツ国内ではミュンヘン、フランクフルト、ハンブルク、ケルン、ライプチッヒの5都市が調査対象になったが、5都市ともに10位以内に入った。ベルリンはS-Bahnトラブルのため調査されなかった。

   位はミュンヘンで、次にヘルシンキ、ウィーン、プラハ、ハンブルク、コペンハーゲン、フランクフルト、バルセローナ、ライプチッヒ、ケルンが続く。最下位はザグレブで、22位がリュブリャナ、21位がブダペスト、20位がロンドンだった。

   ミュンヘンは23都市中唯一「秀」と評価された。接続が早く、停留所や車内で広範な交通情報を得ることができる。また、インターネットサイトの情報提供が優れている。乗車料金が高いこととインターネットや携帯電話で乗車券を購入できないことがマイナス点だった。

   ミュンヘンの地下鉄の平均時速が30km以上であるのに対して、ザグレブの市電は平均時速13kmで市内を走っているという。

2010年3月1日)

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