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保健関連支出は一人3210ユーロ

   

    ドイツの保健関連支出は年々増加している。連邦統計局が 4月7日(水)に発表したところよると、2008年は前年比 3,9%増(99億ユーロ増)の2632億ユーロだった。これは国内総生産の 10,5%に相当する。一人当たり支出は 3210ユーロで、前年より 130ユーロ多かった。

   2009年は金融危機の影響で国内総生産が低下したことから保健関連支出の割合が 11%を超える見通しであるという。ドイツ統一後初めて全国統計を出した1992年以来、保健関連支出は1000億ユーロ以上増加した。

   保健関連支出は治療、介護、医薬品、予防措置などで、法定疾病保険の支出のほか、民間疾病保険や個人世帯の支出なども含まれている。

   最大の支出部門は法定疾病保険で 1515億ユーロだった。これは全体の約 57,5%に相当する。2007年より 4,2%(61億ユーロ)多い。医薬品の支出は 3,7%増の 432億ユーロだった。

   増加率が最も高かったのは民間疾病保険で、6,2%増だった。

2010年4月15日)

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