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ドイツのアルコール消費量は依然として高水準

   

    中毒問題の管轄機関が 4月7日(水)に発表した「2010年度中毒年鑑」によると、2008年のたばこ消費量は一人当たり 1068本、アルコール消費量は一人当たり 9,9リットルだった。

   たばこ消費量は減少傾向にあるが、アルコール消費量は高水準のままである。但し、アルコールの種類別で見ると、僅かな変化が見られる。ビールは 0,6%減、ワインは 0,5%増、発泡ワインは 2,6%増。

   世界保健機構(WHO)の15歳以上の人のアルコール消費量国別比較によると、ドイツは 5位だった。1位はルクセンブルクで、次にアイルランド、ハンガリー、チェコが続く。

   家庭におけるアルコール消費と暴力の密接な関連性と高齢者の薬依存傾向が懸念材料になっている。190万人の65歳以上の人が薬の乱用の問題を抱えているという。この年齢層の 20%は 1日当たり 13以上の様々な作用物質を飲んでいる。薬の乱用は保健制度における追加コストにもつながっている。

2010年4月15日)

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