ドイツのニュース
医者の約半分は勤務医
ドイツでは2009年に再び医者が増えた。前年比 2%増。病院の勤務医は15万8000人を超えて、過去最高となった。開業医は12万5254人に僅かに減少した。 2009年末現在、35万2945人が医師として医師会に登録している。前年よりも6248人多かった(2%増)。 病院で働く勤務医は前年比2,9%増(4424人増)。医師の48,5%は勤務医である。ハンブルク、ベルリン、バイエルン、ノルドライン・ヴェストファーレン州では勤務医が平均以上に増加している。しかし、医者が増えているにもかかわらず、需要には及ばない。2009年末現在、病院では5000人の医師が不足していた。 開業医はわずかに減少したが、外来診療医は増加している。従来の開業医としてではなく、開業医の下で働く医師として、あるいは医療サービスセンターの医師として働く人が増えているからで、これらの医師は 1万4000人以上だった。外来診療に従事する医師は全部で13万9612人と、前年より0,9%増加した。 一方、外国に移住する医者も増えている。2009年は2486人だった。同時に、オーストリア、ギリシャ、東欧などからドイツに移住してくる医者も多い。2009年に医師会に登録した医者のほぼ 5人に 1人は外国からの移住者であった。 また、女医の増加も顕著である。医者の42%は女性で、上昇傾向にある。医師会への新規登録では女性の割合が58%だった。 官庁や法人で働く医者の割合は8,6%で、変動はない。
医者の失業者は減少した。連邦雇用庁に失業届けを出した医者は2649人だった。前年より199人少ない。 (2010年5月16日) |