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連邦議会、兵役期間の短縮を決定

   

    連邦議会は 617日(木)、兵役期間の短縮に関する兵役改正法案を可決した。賛成303票、反対250票、棄権1票だった。(2010年4月15日のニュースを参照)

   兵役改正法案によると、今年 7月1日から兵役期間は現行の9ヶ月から6ヶ月に短縮される。

   兵役の代替役務である非軍事役務も現行の9ヶ月から6ヶ月に短縮される。非軍事役務は任意で12ヶ月まで延長することができる。任意の延長(最低3ヶ月、最高6ヶ月)は非軍事役務を開始してから早くても2ヶ月後に申請することができる。

   グッテンベルグ連邦国防大臣が連邦政府の歳出削減計画論議の際に、原則的に兵役の廃止も検討すべきだとする見解を示したことから、野党は兵役問題を根本的に見直してから法律改正すべきだと批判していた。

   また、非軍事役務者の組織団体は、非軍事役務を任意で12ヶ月まで延長できる新規定を批判している。

2010年6月21日)

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