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将来、女性は挽回する

   

     ドイツ養老研究所(DIA)の「女性と養老」調査では、将来、職業において女性がより重要な役割を果たすようになり、それに伴って女性の所得と年金が上昇するという結論に至っている。

    この「経済的解放」の理由としては、若い女性の教育水準の向上と人口統計に起因する労働力不足が挙げられる。専門家は、専業主婦と母親という古い役割がキャリアと家庭を両立して働く女性のモデルに代わると予想している。

    公的な保育施設、職業における育児休業の減少、改善される仕事と家庭の両立が所得と年金における男女格差を大幅に縮小するという。

    しかし、現状はまだ厳しい。欧州では女性の賃金は男性よりも17,4%少ない。ドイツでは23%。旧東独では所得の男女格差が 6%、旧西独では24%。

    旧東独の女性は大半がフルタイム勤務をしているため、年金も多い。年金の男女格差は旧西独の35%に対して、旧東独は16%である。

2010年9月17日)

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