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雇用市場、8月も改善
ドイツ雇用市場の改善は夏休み休暇の8月も継続し、「夏枯れ時」は見られなかった。 連邦雇用庁が8月31日(火)に発表したところによると、2010年8月の失業者数は7月より4000人減少して318万8000人だった。1年前より28万3000人少ない。2008年8月の経済危機前の水準を僅かに下回っている。失業率は7,6%。季節調整済み失業者数は 1万7000人減の319万3000人。
旧西独の失業者数は221万9000人(失業率6,6%)、旧東独は97万人(11,5%)。 連邦雇用庁は、今秋には失業者数が 2年ぶりに再び300万人の大台を下回ると予想している。通常、失業者数は 9月から11月にかけて20万人から30万人減少するという。 但し、過剰な楽観視を警告している。これまでの展開は安定しているが、世界経済にもドイツ経済にも依然として大きなリスク要因があることを指摘した。 景気動向が雇用市場を改善しており、(操業短縮による)短縮労働が減少した。6月の短縮労働者数は約40万6000人。前月より約15%、最高水準だった2009年5月より約70%減少している。年末には約10万人に減少すると予想している。
同庁の専門家によると、ドイツにおける「構造上の専門者不足」は今後20年間に深刻化することが予想される。女性/中高年者/移民の労働力を活用し、資格を有する専門者の移入を促進するための雇用コンセプトが必要であるという。 (2010年9月17日) |