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離婚件数、減少

   

     連邦統計局の発表によると、2009年の離婚件数は185817件で、2008年(191948件)より減少した。但し、2007年(187072件)より増えている。

   離婚件数は1992年以来、1999年を例外として、135010件から213975件(2003年)に増加したが、2003年からは全体的に減少傾向にある。

   しかし、離婚件数は減少しているが、婚姻件数も同時に減少しているために、ドイツでは依然として約 3組に 1組が離婚していることになる。

   2009年は妻からの離婚の申し立ての割合が53,3%で、前年より約 5%上昇した。離婚した夫婦の80%以上(約153800件)は 1年間別居した後に離婚している。これは2008年より約5,3%少ない。

   一方、中高年夫婦の離婚が増加する傾向にある。1992年は離婚までの婚姻期間の平均が11年 6ヶ月であったが、2009年は14年 4ヶ月だった。2009年は離婚した夫の平均年齢が44,5歳、女性が41,7歳。1990年は男女ともに 6歳若かった。

   2009年に離婚した夫婦の約半分は18歳以下の子供がいた。親が離婚した未成年者は145656人で、2008年より 3%減少した。2007年(144981人)と1990年代はこれより少なかった。

2011年1月25日)

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