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ドイツでもタブレットPCブーム

   

    ドイツでもタブレットコンピュータがブームになっており、業界の楽観的予測をも上回る急成長をみせている。

    連邦情報・通信・新メディア連盟(Bitkom)は、ドイツにおける今年のタブレットコンピュータの販売台数が210万台に達すると見込んでいる。これは前年比162%増に相当する。今年春、業界は今年の販売台数を150万台と予測していた。

    売上高も141%増加して11億ユーロに達する見通しである。

    タブレットコンピュータの平均価格は8%低下して534ユーロ。同連盟によると、2012年も引き続き価格が低下するという。

    同連盟は、2012年の販売台数は29%増の270万台、売上は19%増の13億ユーロと予測している。

    この2年間でPC市場(販売台数)におけるタブレットPCのシェアは16%に上昇した。その影響を受けて、小型ネットブックの2011年度販売台数は90万台に35%減少した。

    PC市場の50%を占めるノートブックでは、ビジネスノートブックの販売台数が300万台に8%増加したのに対して、個人消費者部門における販売台数は380万台に15%減少した。

    2011年はタブレットPCも含めたPC全体の販売台数は1340万台で、前年水準。売上高は価格低下の影響を受けて1,2%減の67億ユーロになる見通しである。

2011年12月30日)

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