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3分の1の被雇用者は有給休暇を使い切っていない

   

    ドイツ経済研究所の調査結果によると、ドイツの被雇用者は2010年に平均で有給休暇給付日数の12%を取得していなかった。特に若い被雇用者と比較的小さな事業所の従業員が有給休暇を使い切っていなかった。

    ドイツにおける有給休暇の平均給付日数は30日であるが、平均取得日数は約3日少なかった。フルタイム従業員の約37%は有給休暇を完全消化していない。

    勤務時間が長い、若い従業員は、長い勤務時間が昇進を早めると考えている。実際、彼らの所得は他の従業員よりも多かった。「有給休暇を完全消化しなかった」と回答した人は次の年に、有給休暇を完全消化した人よりも39セントほど高い時給をもらっていた。

    但し、健康への悪影響も見られる。前年に有給休暇を使い切らなかった人は次の年に、完全取得した人よりも頻繁に病欠していた。

2011年12月30日)

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