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連邦内閣、子供の騒音に関する法律改正を閣議決定

   

     連邦内閣は保育施設や遊び場などにおける子供の騒音に特権を与える法律改正案を閣議決定した。

    この連邦イミシオン防止法改正により、「保育施設や子供の遊び場、類似した施設における子供の騒音の作用は通常の場合、「環境に対する有害な作用」ではない」ことが保障される。

    また、騒音の作用の判断において、工業施設やスポーツ施設などに適用されるイミシオン限界値や基準値が適用されない。これは子供に対する寛容の規則に反するからである。

    レットゲン連邦環境大臣は、法律改正は「子供にやさしい社会」への明確な方向性を示すものだと語った。子供の騒音には社会が特別な寛容を持たなければならない。工業設備の騒音と同じに扱ってはならないという。

    将来は子供の騒音に対して訴訟を起こすことが難しくなる。レットゲン連邦環境大臣は保育施設の拡張に貢献することを期待している。

2011年3月22日)

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