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2010年度大学進学率は46%に上昇

   

     シャヴァン連邦教育相の発表によると、2010年の大学入学者数は441800人で、大学進学率は46%に上昇した。2005年は37%だった。

    2007年~2010年の期間に大学入学者数は182193人増加した。その内127424人が専門単科大学の学生、5万4769人が総合大学の学生である。

    連邦と州は2006年に、大学入学者の増加を目指して2020年までに 3段階で補助金を支給することで合意していた。第一段階(2007年~2010年)では、増える入学者一人当たり平均で22000ユーロの負担(連邦が11000ユーロ負担)が見込まれていた。連邦は 5億6500万ユーロを支給した。

    シャヴァン連邦教育相は、第一段階の大学入学者増加は連邦と州の努力の成果と評価している。第二段階の2011年~2015年にはさらに275000人増が見込まれている。連邦は全部で32億ユーロを支給する計画である。

    20112012年度はギムナジウムの9年制から8年制への移行に伴う2学年の同時入学と兵役停止を要因として、大学入学者数が急増する見通しである。

    現在、総合大学の学生が全体の70%、専門単科大学の学生が30%を占めているが、専門家は専門単科大学60%/総合大学40%を有意義と見ている。政府は中期的には50%ずつになることを期待している。

    20092010年度冬学期は外国人大学生が245000人だった。その内の70%は留学生で、特に中国人、ロシア人、ポーランド人、ブルガリア人が多かった。

2011年3月22日)

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