ドイツのニュース

過体重・肥満の人が増加している

   

     ワシントン大学の研究者の調査結果(世界199カ国対象)によると、過体重・肥満の人が1980年以来ほぼ倍増している。

    BMIBody Mass Index)が25以上30未満の場合が過体重、30以上が肥満とみなされる。

    2008年は女性の13,8%、男性の9,8%のBMI25以上だった。1980年は女性が7,9%、男性が4,8%だった。

    また、ドイツ人のコレステロール値は世界で最も高かった。

    研究者によると、過体重、肥満、高血圧、高脂血はもはや裕福な国だけの問題ではなくなっているという。

    ドイツ癌研究センターによると、過体重・肥満と運動不足が癌の原因になる傾向が見られる。ここ数年間に癌統計で顕著になってきた新しいリスク要因はメタボリックシンドローム(肥満、高血圧、高脂血症、高血糖)であるという。例えば、メタボリックシンドロームの人の乳がんリスクは「際立って高い」。

   多くの癌は健康な食生活、運動、日焼け予防、ウイルス予防により予防することができる。完全なる禁煙だけでも約 3分の 1の癌を予防できるという。

    世界保健機構は、2005年~2015年に世界で癌で死亡する人は8400万人と予想している。ドイツでは毎年45万人が新たに癌になっており、216000人が死亡している。

2011年3月22日)

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