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23,6%の父親が育児休業

   

     連邦統計局の発表によると、2009年は665000人の子供が生まれたが、その内の約157000人の子供の父親が両親手当を受給した。育児休業した父親の割合は23,6%である。育児休業する父親の増加傾向が続いている。

    但し、育児休業した父親の 4分の3は 2ヶ月間の「父親の月」だけ休業している。その割合は2008年の約72%から2009年は約75%に上昇した。2ヶ月以上育児休業した父親は 4万人弱だった。

    育児休業した母親の割合は96%で、その内10分の9の母親は12ヶ月間育児休業している。

    受給した両親手当は母親が平均で861ユーロ(前年比2,0%増=17ユーロ増)、父親が1171ユーロ(前年比3,5%増=40ユーロ増)だった。

    州別で見ると、育児休業した父親の割合が最も高かったのはザクセン州(30,7%)、バイエルン州(30,2%)、ベルリン都市州(29.6%)で、最も低かったのはザールランド州(14%)だった。ザクセン州では2009年第1四半期の29.9%から第4四半期は32,0%に上昇したが、ザールランド州でも2009年第1四半期の12,2%から第4四半期は14,9%に上昇している。

    シュレーダー連邦家庭相は、「この統計は両親手当が効果を表していることを示している」と評価した。従って、両親手当を堅持するという。 

    自由民主党(FDP)は大きな財源を要する両親手当の見直しを求めている。

2011年5月24日)

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