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ドイツは欧州で最も魅力的な投資立地

   

    アーンスト・アンド・ヤング社が国際的に活動している企業のマネージャー812人にアンケート調査したところ、ドイツは欧州では外国企業にとって最も魅力的な投資立地であった。特に、インフラ、社会的環境、生活水準、被雇用者の質で高く評価された。

    世界では、中国、インド、米国、ブラジルに次いで 5位だった。

    前年のアンケート調査結果と比較すると、ドイツはブラジルに抜かれたが、ロシア(6位)を抜いた。西欧全体で見ると、西欧は中国に次いで 2位に位置する。

    投資する魅力のある欧州都市のランキングでは、ベルリンがロンドンとパリに次いで 3位だった。10位以内にはフランクフルト(4位)とミュンヘン(8位)も入っている。

    アーンスト・アンド・ヤング社の専門家によると、ドイツは大きな国内市場、高い購買力、教育水準の高い専門職者、高い生活水準、魅力的な労働環境などを理由として抜群のイメージがあり、高く評価されているという。

    ドイツのネガティブな面としては、高い労働コスト、柔軟さに欠ける労働法、高い企業課税が挙げられる。特に、高い企業課税は不利な立地条件で、研究開発への投資に対する税制上の優遇措置がないことを専門家は指摘する。

    ベルリンでは、新しく創出されたインフラが評価されている。また、東欧に近く、周辺に専門職者の宝庫があること、新国際空港の建設で交通の分岐点としての役割が高まることなどが挙げられた。

2011年6月24日)

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