ドイツのニュース

エンジニア不足が深刻化

   

    ドイツ経営者連盟(BDA)によると、今年 5月は数学・情報科学・理工系の専門職が約15万人不足しており、過去10年間の最高水準に達した。特にエンジニアが不足している。現在の専門職者不足は2008年の好況期よりも深刻であるという。

    同連盟では、これらの分野への女性の進出を促進すること、ドイツの大学を卒業した外国人が国内に留まるように努めること、大学中途退学を少なくすることなどにより、国内の潜在的労働力を活用するイニシアティブを立ち上げている。

    連邦統計局によると、医学部では学生のほぼ95%が大学を卒業しているが、工学部では73%、数学・理学部では66%にすぎない。法学・経済・社会科学では80%である。

    工学部の学生では数学で躓く人が多いことから、最近では準備・補習コースを提供する大学が増えている。

2011年6月24日)

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